博多駅でスーツケースを預けようとしたら、どこもかしこも満杯なんて経験、ありませんか?実は博多駅のコインロッカー、場所によって混雑具合がまったく違うようです。新幹線利用者が多い筑紫口と、博多口では空き状況が全然違ったりします。観光やビジネスで荷物を預けたい方に、現地で困らないための実践的な情報をお届けします。大型サイズの料金相場や、満杯だった時の次の一手まで、正直にお伝えしていきます。
博多駅の大型コインロッカー、実は場所で料金が違う
博多駅で大型のスーツケースを預けるとき、まず知っておきたいのが料金システムです。
一般的に大型サイズは1日800円から1,000円程度ですが、場所によって微妙に違います。たとえばJR博多シティ内のアミュプラザB1Fなら特大サイズが1,200円です。でもくうてん9Fや10Fだと特大でも800円なのです。同じ駅構内なのに400円も差があります。
ちなみに、くうてんのロッカーは3時間無料というサービスがあります。レストラン街で食事してから荷物を取り出すなら、かなりお得でしょう。営業時間が10:00~23:00と限られているのが難点です。
筑紫口近くのロッカーは特大サイズの台数が少なめです。とはいえ24時間営業の屋外ロッカーもあって、夜間や早朝の新幹線利用者には便利だったりします。料金は700円で、ICカード対応なので小銭を用意する手間もありません。
どこが一番コスパがいいかと聞かれたら、時間帯と目的次第としか言えないです。短時間ならくうてん、早朝深夜なら屋外ロッカー、という感じかもしれません。
混雑する場所と意外な穴場
博多駅のコインロッカー、時期や時間帯によって満杯になることも珍しくありません。
特に混むのは新幹線の改札近くです。出張客や観光客が真っ先に向かう場所なので、午前中にはほぼ埋まっていることもあります。アミュプラザB1Fは台数が多いものの(大型20個)、立地がいいのですぐ満杯になります。
さて、意外な穴場がひかり広場のコインロッカーです。新幹線改札から少し離れているせいか、比較的空いている印象があります。利用時間が5:30~23:30と限られていますが、日中の観光なら問題ないでしょう。
デイトスアネックス1Fも狙い目です。24時間営業でIC決済対応、大型が10個あります。駅から少し歩くものの、空いている確率は高めです。
あと、博多マインズのヤマト運輸横もチェックしてみてください。営業時間は4:45~24:25で、特大サイズが10個もあります。ここまで来る人は少ないので、大型の空きを見つけやすいはずです。
ちなみに、空き状況は「ロッカーコンシェルジュ」というサイトで確認できます。事前にチェックしておくと、現地で右往左往せずに済みます。
コインロッカーが全滅していたら、どうする?
休日や連休中、博多駅のコインロッカーが全滅している光景を何度か見たことがあります。そんなとき、どうすればいいでしょうか。
まず選択肢として挙がるのが手荷物預かりサービスです。KITTE博多マルイ2Fにある「TABINAKA」は、スタッフ常駐で安心感があります。Sサイズ500円、Lサイズ1,300円と少し高めですが、荷物の出し入れが自由で、受け取り後にゆっくり整理できるスペースもあるようです。多言語対応なので、外国人観光客も多く利用しているようです。
「ecbo cloak」というシェアリングサービスも面白いです。カフェや美容室の空きスペースに荷物を預けるシステムで、スーツケースサイズなら1日800円程度。スマホで予約できて、博多駅周辺にも対応店舗が複数あります。
宅配便で先に送ってしまう手もあります。ヤマト運輸や佐川急便は駅構内にカウンターがあって、ホテルへの当日配送もやっています。重いスーツケースを持ち歩かなくていいのは、かなり楽です。料金は距離にもよりますが、1,500円前後が相場でしょうか。
個人的には、混雑が予想される時期は最初から手荷物預かりサービスを使うのもありだと思います。コインロッカーを探し回る時間がもったいないですから。
自分のスーツケース、ちゃんと入る?
「大型」って書いてあるけど、自分のスーツケース入るのかなと不安になるときがあります。
博多駅の大型ロッカーは、一般的に高さ84cm×幅35.5cm×奥行き57.5cm程度。機内預け入れサイズ(3辺合計158cm以内)のスーツケースなら、たいていは入ります。ただ、奥行きが60cmを超えるような特殊なケースだと厳しいかもしれません。
特大サイズになると高さ113cmくらいあるので、キャリーバッグ2つとか、スーツケース+バックパックみたいな組み合わせも可能です。料金は900円から1,200円と場所によって幅があります。
実際に入れてみて閉まらなかった、なんて話も聞きます。そういう場合は無理に押し込まず、サイズアップするか、別の預かりサービスを検討したほうが無難でしょう。
それと、スーツケースの取っ手部分が出っ張っていると、意外と場所を取るんです。収納時は取っ手を押し込んで、できるだけコンパクトにするのがコツです。余談ですが、キャスターの向きを調整するだけでも入りやすさが変わったりします。
不安な方は、事前にスーツケースの3辺を測っておくといいです。ロッカーのサイズ情報と照らし合わせれば、ある程度判断できます。それでも心配なら、有人の手荷物預かり所を使うほうが確実かもしれません。
結局、博多駅で大型荷物を預けるベストな方法は?
博多駅でスーツケースを預けるなら、まずは空き状況をオンラインで確認してから動くのが賢明です。
混雑時はコインロッカーに固執せず、TABINAKAやecbo cloakといった預かりサービスも選択肢に入れてみてください。料金だけで判断せず、営業時間や立地、取り出しやすさも考慮に入れるといいでしょう。穴場のひかり広場やデイトスアネックスも覚えておくと、いざというとき役立ちます。
荷物を預ける場所で悩む時間を減らして、博多観光やビジネスを思いきり楽しんでください。

