天神地下街の出口、実はこう覚えると迷わない件

暮らす福岡

福岡の天神地下街を歩いていると、今どこにいるのか迷ってしまうこと、ありませんか?私も初めて行ったとき、東と西の違いがわからず、目的地と反対方向に出てしまって「あれ、ここどこ…?」となった経験があります。でも、ちょっとしたコツを知っているだけで、驚くほどスムーズに目的の出口へたどり着けるのです。天神地下街は東西約600メートル、12番街まであって出口は約50カ所、一見複雑そうですが、仕組みを理解すれば、もう怖くはありません。今回は、天神地下街の出口の見つけ方を、実際に使えるコツとともにお伝えします。

まず理解したい「東」と「西」の基本ルール

天神地下街を歩くときに一番大事なことは、「東」と「西」を理解することです。

地下街は明治通りの下を南北に延びていて、出口番号に「東」がつけば渡辺通・国体道路側(大丸や市役所方面)、「西」がつけば西鉄天神駅・三越側です。これを知ってるだけで迷う確率が半減します。たとえば「東8番出口」なら天神1丁目方面、「西8番出口」なら天神2丁目方面という具合です。

番号は北から南へ1番街から12番街まで並んでいます。数字が小さいほど北側(天神駅寄り)、大きいほど南側(天神南駅寄り)になります。要するに、「西12番出口」なら「西鉄側の一番南」というイメージです。

このルールさえ頭に入れておけば、案内板を見たときに「あ、自分は今このへんにいるな」とピンとくるようになります。ちなみに、地下街には番号だけではなく、アルファベット(a、b、c)がついてる出口もあります。これは同じエリアに複数の出口があるときの区別です。最初は「ややこしい…」と思うかもしれませんが、慣れると「あ、12a出口の近くね」みたいな感覚でわかってきます。

迷ったときはこれ!案内板とスタッフ活用術

迷ったきは、まず案内板をチェックしましょう。天神地下街には要所要所に大きな案内板があり、現在地と主要施設への方向が書かれています。案内板には「あなたは今ここ」マークがついてるので、自分の位置を確認しやすいのです。最近の案内板はイラストも見やすくなっていて、「三越」「パルコ」みたいにアイコンで表示されてるので、地図が苦手な人でもわかりやすいはずです。

それと、とても便利なのがインフォメーション(案内所)です。天神地下街の3番街に案内所があって、スタッフの方が親切に教えてくれます。営業時間は10時〜20時ですが、困ったときは遠慮なく聞いてみてください。観光客の方も多く訪れるので、英語対応もしてくれます。

それと、天神地下街には「てんちかマップ」という専用アプリもあります。これで、地下街内の現在地がわかったり、エレベーターやトイレの場所も検索できたりするので、スマホに入れておくと安心です。特にバリアフリー情報が充実してるので、ベビーカーや車椅子で移動する方には本当に役立ちます。

あとは、地元の人に聞くのもいいのです。福岡の人は親切な方が多いので、「すみません、〇〇への出口ってどっちですか?」と聞けば、丁寧に教えてくれるはずです。

目的地別・どの出口を使えばいいか問題

天神地下街の出口で迷う最大の理由は「どこに行きたいか」がはっきりしてないときです。逆に、目的地さえ決まっていれば、出口選びは実に簡単なのです。

西鉄福岡(天神)駅や三越へ行きたい場合は、「西8番」「西9番」あたりが便利です。特に西鉄の改札は西8番出口のエレベーター近くと直結してるので、大きな荷物があるときはここが最適で、三越も地下街から直接つながってるので、雨の日でも濡れずに移動できます。

大丸福岡天神店やエルガーラ方面は、「東12a番」「東12b番」を使うとスムーズです。大丸は天神南駅とも近いので、地下鉄七隈線を使う人にも便利な立地です。

パルコやソラリアステージなら「西4番」「西5番」が近いです。パルコには地下街から直接つながるエスカレーターもあるので、迷わず到着できます。

意外に知られてないのですが、福岡市役所やアクロス福岡へ行きたいなら「東8番」エレベーターを使うと便利なのです。市役所内のエレベーターで地上まで行けるので、足腰に不安がある方や車椅子の方にもおすすめです。個人的には、初めて天神に来た友人を案内するときは「とりあえず西8番を覚えておけば西鉄にも三越にも行けるよ」と教えています。ここさえ押さえておけば、天神の中心エリアへのアクセスは完璧です。

地下鉄からのアクセス、実はここがポイント

天神地下街を使うとき、多くの人が地下鉄からアクセスすると思います。ここでも「東西問題」が発生することがあります。

地下鉄空港線の天神駅から地下街に入る場合、改札を出たらまず「どっちに行きたいか」を考えましょう。西鉄や三越方面なら西へ、大丸やエルガーラ方面なら東へ進みます。天神駅の中央改札を出て右に行けば西側、左に行けば東側、こう覚えておくとわかりやすいのです。

地下鉄七隈線の天神南駅は、地下街の南端(12番街エリア)に位置します。ここから北上すれば天神の中心部へ行けるので、大丸で買い物してから天神コアやパルコへ、みたいな回遊ルートも組めます。

ちなみに、地下鉄の出口番号と地下街の出口番号は別物なので注意してください。たとえば「地下鉄天神駅7番出口」と「天神地下街西7番出口」は違う場所です。これ、初心者あるあるなので気をつけましょう。博多駅から来るなら地下鉄空港線で天神駅へ、薬院や六本松方面から来るなら七隈線で天神南駅へ、と使い分けるのがおすすめです。目的地に応じて降りる駅を変えると、移動距離が減って楽です。

なお、地下鉄の駅構内にも案内板がたくさんあるので、改札を出る前にざっくり方向を確認しておくと迷いにくいです。

意外と便利なエレベーター・エスカレーター活用法

天神地下街には約20カ所のエレベーターとエスカレーターがあります。これで、ベビーカーや大きな荷物を持ってる人には本当にありがたいのです。

たとえば、西8番出口のエレベーターは西鉄天神駅と地下街を直結していて、地上まで一気に行けます。階段を使わなくてもいいので、旅行カバンを引きずってるときや、小さい子連れのときにはかなり便利です。営業時間は5:30〜24:30と長いので、早朝や夜遅くでも使えます。

アクロス福岡や福岡市役所内のエレベーターも地下街から段差なしでアクセスできます。市役所のエレベーターは平日のみですが、アクロスは8:00〜22:00まで使えるので覚えておくと便利です。

それと、商業施設のエレベーターを使うのも賢い方法です。三越やパルコ、大丸などのデパートは地下街と直結してるので、そのまま店内に入って施設のエレベーターで地上へ出られます。買い物ついでに使えるので、一石二鳥です。エスカレーターは主に商業施設接続部分にあって、ミーナ天神やソラリアステージへ上がるときに便利ですが、基本的に上りのみが多いので、下りたいときはエレベーターか階段を使うことになります。

エレベーターの場所を全部覚えるのは大変なので、さきほど紹介した「てんちかマップ」アプリでエレベーターを検索するのが手っ取り早いです。リアルタイムで場所がわかるので、迷わず最短ルートでたどり着けます。

天神地下街の出口、結局どうすれば迷わないのか

天神地下街の出口攻略法をまとめると、「東西と番号の仕組みを理解する」「目的地に応じた出口を事前に調べておく」「迷ったら案内板やスタッフを頼る」「エレベーターやアプリを活用する」など、この4点を押さえておけば、もう天神地下街で迷うことはほぼありません。

私も最初は「複雑すぎる…」と思っていましたが、何回か歩いてるうちに「あ、ここ知ってる」という場所が増えました。あなたも最初は戸惑うかもしれませんが、慣れればきっと「天神地下街って便利だな」と感じるはずです。雨の日でも快適に移動できるし、ショッピングも楽しめるし、天神観光には欠かせないスポットなので、ぜひこの記事を参考に、天神地下街を使いこなしてみてください。

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