福岡空港から博多駅まで地下鉄で何分?実際に乗ってわかった最速ルート

出かける福岡

福岡空港に降り立って、さあ博多駅へ!初めて福岡を訪れる方なら誰もが気になるこの移動時間、実は思っているよりずっとシンプルで早いのです。地下鉄で約5分という数字を見て「本当に?」と疑問に思う方もいるでしょう。実際の乗車体験や、知っておくと便利な情報をまとめてみました。空港から市街地へのアクセスがこれほど良い都市も珍しいかもしれません。

福岡空港から博多駅は地下鉄で5分、でも実際は…?

福岡市営地下鉄の時刻表を見ると、福岡空港駅から博多駅まで約5分と書かれています。これ、間違いではないんですが、初めて利用する方には少し誤解を招くかもしれません。

実際に5分というのは「電車に乗っている時間」だけの話です。空港の到着ロビーから地下鉄の改札まで歩く時間、切符を買う時間、ホームまで降りる時間を考えると、もう少しゆとりを持って計画した方がいいのです。私も最初は「5分なら余裕だ」と思って急いだら、意外に歩く距離があって焦った記憶があります。

国内線ターミナルから地下鉄の改札までは徒歩で約3〜5分程度で、案内表示が分かりやすいので迷うことはまずないでしょう。ただ、荷物が多いときや混雑時は、もう少し時間がかかることもあります。全体で見れば、到着ロビーから博多駅のコンコースまで、だいたい15〜20分くらいを見ておくと安心です。

本数が多いから焦る必要なし

福岡空港と博多駅を結ぶ地下鉄空港線、この路線の素晴らしいところは運行本数の多さなのです。朝の通勤時間帯なら3〜4分おき、日中でも5〜7分間隔で電車が来ます。

「次の電車を逃したらどうしよう」などという心配はほぼ不要です。むしろ、慌てて走って転ぶ方がよっぽどリスクが高いかもしれません。実際、私が利用したときも、ホームに着いたら1分後に電車が来ました。運賃は交通系ICカードが使えるので、SuicaやPASMOを持っている方はそのまま使えます。わざわざ切符を買う必要がないのも便利なポイントです。

ちなみに、最終電車の時間は気をつけた方がいいですね。博多駅方面への最終は0時過ぎまでありますが、深夜便で到着する場合は事前にチェックしておくと安心でしょう。タクシーという選択肢もありますが、空港から博多駅までなら地下鉄の方が確実に早いし、料金も260円(2024年時点)とリーズナブルです。

天神や中洲川端へ行くなら乗り換えなし

博多駅だけではなく、福岡の繁華街である天神方面へ行く方も多いでしょう。実は福岡空港から天神まで、同じ地下鉄空港線で乗り換えなしで行けるのです。所要時間は約11分です。これ、本当に便利だと思います。

空港線は姪浜方面まで延びているので、途中の中洲川端駅(博多座や川端商店街の最寄り駅)や天神駅へもダイレクトアクセスできます。博多駅で降りるか、天神まで行くか、目的地によって選べるのがいいところです。個人的には、ホテルが天神エリアにあるなら博多駅で降りずに天神まで行った方がスムーズだと感じています。大きな荷物を持って乗り換えるのは、案外面倒です。

博多駅で七隈線に乗り換えれば、薬院や六本松方面へも行けます。2023年3月に博多駅まで延伸したので、以前より格段に便利になりました。福岡空港から市内主要部へのアクセスの良さは、おそらく日本の空港の中でもトップクラスじゃないでしょうか。羽田空港から都心部へ行くより、よほど近く感じるはずです。

国際線ターミナルからは少し時間がかかる

ここまで国内線ターミナルの話をしてきましたが、国際線ターミナルに到着する方は少し注意が必要です。国際線ターミナルには地下鉄の駅が直結していないのです。

国際線から博多駅へ行く場合、いくつか選択肢があります。一つは無料の連絡バスで国内線ターミナルまで移動してから地下鉄に乗る方法です。バスは約10分間隔で運行していて、所要時間は約10分です。そこから地下鉄に乗れば、トータルで30分くらいでしょうか。もう一つは、国際線ターミナルから直接博多駅行きのバスに乗る方法です。太宰府観光バス「旅人」が運行していて、所要時間は約45分です。便数はそれほど多くないので、時刻表を事前にチェックした方がいいかもしれません。

国際線利用の場合は入国審査や荷物の受け取りに時間がかかることも多いので、国内線ほどスピーディーな移動は期待しない方がいいでしょう。それでも他の都市の空港と比べれば十分に便利だと思います。成田空港や関西空港から都心部への移動時間を考えたら、福岡の近さは本当にありがたいです。

博多駅到着後の動きもスムーズ

博多駅に着いた後の動きについても少し触れておきましょう。地下鉄の博多駅はJR博多駅と地下で繋がっていて、案内表示に従えば迷わずJRの改札や新幹線口、博多口、筑紫口へ行けます。

新幹線に乗り換える方は、地下鉄の改札を出て案内に従って進めば5分程度で新幹線の改札に到着できるでしょう。博多駅は九州最大のターミナル駅なので、駅ビルには飲食店やお土産屋さんも充実しています。早めに着いても時間を潰せるので、余裕を持った移動計画をおすすめします。ホテルが博多駅周辺なら、徒歩圏内のことが多いです。駅周辺には様々なホテルが集まっていて、博多口側、筑紫口側それぞれにたくさんあります。重い荷物を持っての移動も、この近さなら苦になりません。

もし博多駅から太宰府天満宮や柳川など郊外へ行く予定があるなら、西鉄電車の乗り場も知っておくといいかもしれません。地下鉄で天神まで行って、西鉄福岡(天神)駅から西鉄電車に乗る形になります。

時間帯別の混雑、知っておくと役立つ

地下鉄の混雑状況は、時間帯でかなり変わります。朝7時〜9時の通勤ラッシュ時は、博多駅方面行きの電車がそれなりに混みます。特に博多駅に近づくにつれて乗客が増えていく感じです。大きなスーツケースを持っている場合、この時間帯は少し気を使うかもしれません。ただ、福岡空港始発なので座れる可能性は高いです。

逆に夕方17時〜19時は、博多駅から空港方面へ向かう電車が混雑します。出張帰りのビジネスパーソンが多いのです。比較的空いているのは10時〜15時くらいの日中と、20時以降の夜で、観光目的で福岡を訪れるなら、この時間帯の到着便を選ぶと移動が楽かもしれません。

ちなみに、週末や連休は観光客が増えるので、平日より混雑することもあります。特に荷物置き場が埋まってしまうことがあるので、大きなスーツケースがある方は早めにホームに行った方が安心です。意外に知られていませんが、車両の端の方が荷物スペースが広めに取られているので、そこを狙うのもコツですよ。

福岡空港から博多駅は驚くほど近い、でも余裕を持って

福岡空港から博多駅まで地下鉄で約5分という距離感は、都市の規模を考えると本当に便利です。でも、実際の移動には空港内の移動時間や切符購入の時間も含めて15〜20分程度を見ておくと安心でしょう。運行本数が多いので、多少電車を逃しても大きな問題にはなりません。博多駅だけでなく、天神や中洲川端へも乗り換えなしで行けるアクセスの良さは、福岡観光の大きな魅力の一つかもしれません。初めての福岡訪問でも、この記事を参考にしていただければ、スムーズな移動ができるはずです。

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