海の中道のコスモス、見頃は10月が勝負!混雑回避のコツも

出かける福岡

福岡市東区にある海の中道海浜公園では、毎年秋になると約100万本のコスモスが花の丘を埋め尽くします。見頃は10月中旬から11月上旬ですが、実は「ベストな時期」は意外と短いんです。今年は天候の影響で例年より少し遅れ気味だったようです。せっかく行くなら満開のタイミングを逃さないためにも、この記事で、見頃の見極め方から穴場の時間帯、周辺の楽しみ方まで、地元民目線でお伝えします。

海の中道のコスモス、実際の見頃は何月?

公式には「10月中旬〜11月上旬」とされていますが、年によってかなりズレがあるんです。2024年は夏の酷暑と少雨の影響で開花が約10日遅れたそうで、10月下旬がピークでした。逆に2023年は10月中旬には既に満開と、気候次第で前後するので、事前に公式サイトやSNSで開花状況をチェックしておくのが確実でしょう。

個人的には、10月の第3週〜第4週あたりが狙い目な気がします。この時期なら、たとえ少し早くても6〜7分咲きは見られるはずです。コスモスって満開も美しいですが、少し蕾が残っているくらいの時期も可憐でいいんです。

風に揺れる姿が秋の風情を感じさせてくれます。ちなみに、花の丘は約1万平方メートルの広さがあって、品種はセンセーション系ミックスが中心です。ピンクや白、赤紫のグラデーションが丘全体を染める光景は、何度見ても飽きません。今年は新たにクリーム色の「キャンパスイエロー」や赤ソバも加わったようで、いつもと違う景色が楽しめそうです。

混雑を避けたいなら、この時間帯を狙え

見頃のピーク時、特に土日祝日は駐車場が満車になることも珍しくありません。家族連れやカップル、写真好きの方で賑わいます。ゆっくり撮影したいなら、平日の午前中が一番静かです。開園直後の9時30分頃に到着すれば、人もまばらで独り占め気分が味わえるかもしれません。

意外と狙い目なのが夕方です。閉園1時間前くらいになると、帰る人が増えて空いてきます。秋の夕日に照らされたコスモス畑って、朝とはまた違った柔らかい雰囲気があって素敵なんです。光の加減で花の色が変わって見えるのも面白いです。ただし、11月に入ると閉園時間が17時に早まるので注意してください。

あと、駐車場選びも重要です。コスモス鑑賞が目的なら「西駐車場」が最寄りです。海の中道海浜公園は東西約6キロもある広大な公園なので、入口を間違えると結構歩くハメになります。ワンダーワールド口から入ってしまうと、花の丘までかなり距離があるので要注意です。事前にマップで確認しておくと安心でしょう。

アクセスと入園料、お得に楽しむ方法

海の中道海浜公園へのアクセスは、車・電車・船の3通りです。車なら福岡市中心部から約30分です。駐車料金は普通車530円です。電車利用ならJR海ノ中道駅から徒歩すぐですが、駅から花の丘までは園内を15分ほど歩きます。個人的には、博多や天神から出ている渡船も風情があっておすすめです。海風を感じながらのんびり行くのも悪くないです。

入園料は15歳以上450円、65歳以上210円、中学生以下は無料です。年に数回、無料入園日があるので、タイミングが合えばお得に楽しめます。2024年は10月5日と26日が無料開放日だったようです。毎年秋のイベント期間中に設定されることが多いので、事前にチェックしておくといいかもしれません。

開園時間は3月〜10月が9時30分〜17時30分、11月〜2月が9時30分〜17時。コスモスの見頃は10月〜11月なので、月をまたぐと閉園時間が早まる点に注意が必要です。夕方に訪れる予定なら、10月中の方が時間に余裕を持って楽しめるでしょう。

コスモスだけじゃない!この時期の海の中道の楽しみ方

せっかく海の中道まで来たなら、コスモスだけで帰るのはもったいない気がします。秋のこの時期、実は他にも見どころがたくさんあるんです。

まず注目なのが、約2,000株の「コキア紅葉」です。虹の花壇と彩りの花壇で真っ赤に染まったコキアが見られます。もこもこした丸い形が可愛らしくて、SNS映えすること間違いなしです。見頃は10月下旬までなので、コスモスと同時に楽しめるのがいいです。ピンク色のふわふわした「ミューレンベルギア・カピラリス」も幻想的です。彩りの花壇に約1,080株植えられていて、風に揺れる様子がまるでピンクの霧のようです。こちらは11月上旬まで楽しめます。

動物好きなら「動物の森」もおすすめです。今年、リスザルの島内にビュースポットが新設されたそうで、100匹以上のリスザルを間近で観察できるようになりました。土日祝はエサやり体験もあるので、子連れの方は特に喜ばれるはずです。カピバラやカンガルーもいて、意外と時間を忘れて楽しめます。

それと、フラワーミュージアムでは10月中ハロウィンの装飾もあるそうです。ダリアやケイトウ、サルビアなどが咲き誇る中、季節のフォトスポットを巡るのも楽しそうです。

地元民がこっそり教える、もうひとつのコスモススポット

海の中道海浜公園が有名すぎて影に隠れがちですが、実は志賀島にも穴場のコスモス畑があります。約15万本と規模は小さめですが、海をバックにしたロケーションは海の中道に負けず劣らず美しいです。見頃は10月下旬〜11月中旬とやや遅めです。志賀島は海の中道のさらに先、橋で繋がった小さな島です。周囲約10キロをぐるっとドライブやサイクリングで巡れます。

人も比較的少なくて静かなので、のんびりデートしたいカップルにはこっちの方がいいかもしれません。温泉施設もあるので、コスモス鑑賞のあとに立ち寄り湯を楽しむプランもおすすめです。

それから、福岡市内なら能古島の「のこのしまアイランドパーク」も外せません。こちらは約50万本のコスモスが咲き、真っ青な海との対比が絶景なんです。フェリーで渡る必要がありますが、ちょっとした小旅行気分が味わえて特別感があります。早咲きと遅咲き両方植えられているので、タイミングによっては同時に楽しめることもあります。ただし有料施設で入園料がかかる点は注意してください。

まとめ:海の中道のコスモス、今年は早めのチェックを

海の中道海浜公園のコスモスは、見頃が10月中旬〜11月上旬です。とはいえ気候によって前後するので、事前に開花状況を確認するのが賢明です。混雑を避けるなら平日午前中か夕方がおすすめです。せっかくなら、コキアやミューレンベルギア、リスザルなど他の見どころも合わせて楽しむと満足度が上がります。志賀島や能古島といった穴場スポットも視野に入れて、自分好みの秋を見つけてみてください。秋の福岡、コスモス以外にも魅力がいっぱいです。

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