キャナルシティ博多に車で行くとき、気になるのが駐車料金です。30分200円って、映画観て買い物してたらあっという間に2,000円超えなんてこともあります。とはいえ実は、条件次第でかなりお得に、場合によっては実質無料で停められる方法があるんです。今回は、地元民でも意外と知らない駐車料金の節約テクニックを徹底解説します。
キャナルシティ駐車場の基本料金システム
まず基本から押さえておきましょう。キャナルシティ博多には直営の「キャナルシティパーキング」と「パーク住吉」があります。
キャナルシティパーキングは地上と地下合わせて約1,300台収容の大型駐車場です。料金は平日も休日も関係なく、終日30分200円です。最大料金の設定がないので、長時間停めると結構な金額になってしまうんです。正直なところ、3時間停めたら1,200円。映画1本観たら軽く2,000円コースです。
一方のパーク住吉は平日なら30分100円とリーズナブルです。しかも10時間まで700円という長時間割引があります。
ただ土日祝は20分100円なので、計算するとそこまで差がないかもしれません。キャナルシティまで徒歩3分ほどかかるのがネックですが、天気が良い日なら散歩がてら歩くのもありです。
お買い物金額で駐車料金が無料に!
ここからが本題です。キャナルシティ博多では、店舗での利用金額に応じて駐車料金がサービスされるんです。
基本ルールは「1店舗で2,500円以上買い物すると1時間無料」です。これは、意外と使いやすいんです。たとえばユニクロでちょっとまとめ買いするだけで達成できちゃいます。しかもOPAなら5,000円以上で2時間無料になるので、洋服を何着か買う予定があるならかなりお得でしょう。
ちなみに映画を観るなら、ユナイテッド・シネマで映画鑑賞1本につき3時間無料です。これはかなり太っ腹です。レイトショーを観て、そのあと軽く食事しても駐車料金を気にしなくていいんです。助かります。
ただし注意点がいくつかあります。まず「複数店舗での合算は不可」ということです。A店で1,500円、B店で1,000円買っても、残念ながら割引対象にはなりません。それから「1店舗1回のみ」なので、同じ店で何度もレジを通してもダメです。あと、ギフト券の購入やプリペイドカードへのチャージは対象外なので注意をしてください。。
f-JOY VISAカードを使った節約術
ここで知る人ぞ知る裏技をお知らせします。「f-JOY VISAカード」を持っているだけで、駐車券1枚につき30分無料になるんです。
使い方は超簡単です。帰るときに事前精算機で駐車券を入れた後、f-JOY VISAカードを挿入するだけです。自動的に30分引かれます。パーク住吉を利用する場合は1F総合インフォメーションに駐車券を持っていけばOKです。
このカード、年会費が永年無料なんです。それでいて駐車料金割引が付いてくるって、キャナルシティによく行く人なら作らない理由がないかもしれません。おまけにキャナルシティや木の葉モール橋本で買い物すると、現金払いなら110円で1ポイント、カード払いなら110円で2ポイント貯まります。
私の知り合いは「映画のチケットをカードで買って、ポイント2倍もらって、駐車料金も30分引いてもらって」とフル活用してました。小さな節約かもしれないけど、年間で考えると結構な額になります。おそらく月2回通う人なら、年間で5,000円くらいは浮く計算です。
平日ならワンデイパスが断然お得
もっと長時間停める予定があるなら、平日限定の「ワンデイパスカード」という選択肢もあります。
地上駐車場なら800円、地下駐車場なら1,000円で最大24時間停められるんです。たとえば朝10時に入庫して夜9時まで11時間滞在した場合、通常料金なら4,400円です。それがワンデイパスなら1,000円で済むので、3,400円も浮く計算になります。かなりの差です。
ただこれ、各日限定数で、なくなり次第終了なんです。それに土日祝とお正月三が日は発券されません。あくまで平日専用です。
それから重要なのが「他の駐車サービスとの併用不可」ということです。要するに、買い物割引とかf-JOYカードの30分無料とかは使えなくなります。正直、3時間以上停める予定があって、しかも特に買い物の予定がない平日なら、ワンデイパスを選ぶのが賢いかなと思います。逆に映画観て買い物もする予定なら、通常の駐車券+各種割引を組み合わせたほうがお得になることも多いです。状況次第で使い分けるのがポイントです。
周辺の格安駐車場も選択肢に
実はキャナルシティ周辺には、もっと安い駐車場もあるんです。
たとえば事前予約できるakippaなどのサービスを使えば、1日停めても500〜1,000円程度で見つかることもあります。確実に停められるのも安心ポイントです。土日や連休でキャナルシティの駐車場が満車になるリスクもないです。
タイムズの駐車場も周辺にいくつかあって、最大料金設定があるところなら長時間でも安心でしょう。ただ徒歩5〜10分くらい歩く覚悟は必要です。天気が悪い日や荷物が多いときはちょっと大変かもしれません。
あと意外な穴場が福岡市の「フリンジパーキング」です。これは、天神に行く人向けなんですが、舞鶴公園第4駐車場などから地下鉄やバスに乗り換えると、最大300円〜500円で停められるんです。キャナルシティまで地下鉄で数分だし、バスの片道乗車券ももらえるので、実質かなり安く済みます。余談ですが、舞鶴公園周辺は桜の季節は特にきれいなので、春先ならお花見がてら停めるのもおすすめです。ちょっと手間はかかりますが、節約重視の方には選択肢の一つです。
賢い組み合わせでほぼ無料にする方法
ここまで紹介した方法を賢く組み合わせると、駐車料金をほぼゼロにすることも可能です。
たとえば私がよくやるパターンです。まずf-JOY VISAカードで30分無料をゲット。それから映画を1本観て3時間無料。そのあとOPAで5,000円くらい買い物すれば2時間無料。合計5時間30分が無料になるので、まあ大抵の用事は済みます。
別のパターンとしては、平日にワンデイパスを購入して、丸一日キャナルシティで過ごすという手もあります。朝から映画観て、ランチして、買い物して、カフェでのんびりして、夜ご飯食べて帰る。これで1,000円ならコスパは最高です。
そういえば「くりこしサービス」というのもあって、駐車サービス時間が余ったら次回使える券がもらえます。有効期限3ヶ月、30分単位で繰り越せるので、ちょこちょこキャナルシティに行く人なら無駄なく使えます。ただしパーク住吉は対象外なので注意が必要です。
節約するコツは「何をするか先に決めてから駐車場を選ぶ」ことかなと思います。映画メインならシネマの3時間無料を活用、買い物メインなら購入金額による割引を狙う、長時間滞在ならワンデイパスみたいな感じです。うまく選ぶことが大事です。
まとめ:キャナルシティ駐車場は使い方次第で無料も夢じゃない
キャナルシティ博多の駐車料金、何も考えずに停めると結構な出費になりますが、今回紹介した方法を使えばグッと安くできます。お買い物で2,500円以上使うだけで1時間無料、映画なら3時間無料。しかもf-JOY VISAカードを持っていれば追加で30分無料。これらを組み合わせれば、かなりの時間を無料でカバーできるんです。平日に長時間滞在するならワンデイパスも選択肢ですし、周辺の格安駐車場を使う手もあります。大切なのは「何をしに行くか」を先に決めて、それに合った駐車方法を選ぶことです。ちょっとした工夫で年間数千円〜数万円の節約になるので、ぜひ試してみてください。
